漢方アロマとは
中国の中医学理論と西洋のアロマセラピーの概念とを融合し、最新の科学技術によって開発された精油です。
漢方に使われる薬草と西洋のアロマオイルに使われる植物の成分をミックスして作られています。
中国には古代から、「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」という相互の関係性を示した自然哲学「五行思想」がありますが、これは人間の体の五臓六腑にもあてはまり、木=肝臓・胆嚢、火=心臓・小腸、土=膵臓・脾臓・胃、金=肺・大腸、水=腎臓・膀胱として、互いに影響し合っているといわれています。
漢方アロマには、この考え方を軸にした、それぞれの要素(経絡)に対応する精油が存在しています。
五行の考え方について
五行思想とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想で、
万物は、木、火、土、金、水の5種類の要素からなるという思想です。
・木は燃えて火を生む。
・物が燃えれば、あとには灰が残り、灰は土になる。
・鉱物、金属の多くは土の中にあり、土を掘ることによってその金属を得ることができる。
・金属の表面には凝結により水が生じる。
・木は水によって養われ水がなければ木は枯れる。
以上の学説に従い、漢方アロマオイル“神気”は開発されました。
美容へのアプローチ
リラクゼーションを目的としたアロマセラピーと、自然治癒力を高めることを目的とした中医学を結びつけることで、より高い美容・健康効果が期待できると、多くのエステティシャン、セラピストからの共感を呼び、近年、エステ・リラクゼーション業界などで広く普及されつつある。
精油自体は体への浸透力が早く、経絡マッサージやリンパマッサージ、かっさトリートメント、顔筋マッサージなど、あらゆる施術と親和性が高いのが特徴。五行思想の考え方を基に正しくセレクトした漢方アロマを使用してトリートメントを行うことにより、肩こり、腰痛、むくみ、冷え、疲れやすいなど、さまざまな症状の改善に役立つとされている。(出典:“エステティック通信”2012年9月号より)